生地裏で糸がグチャ
生地の裏側で(布の裏側で)、糸がグチャグチャになっていたら・・・
上糸調節器の皿の間に糸が入っていないのかも・・・
上糸調節器の皿とは・・・・
画像の黒○部分にあります。
見やすくするため、右側前面パネルを外しました。
これが、「上糸調節器の皿の間に糸が入っていない」状態です。
この状態で縫うと、上糸の抵抗がないので、
上糸が生地裏でグチャグチャになります。
上糸をかける前に、押さえを上げると、画像のように皿が開きます。
開いたところへ、糸をかけると、糸は皿の間に入ります。
縫う時は、押さえを下げるので、糸が皿に挟まれます。
挟まれることによって、調子(強さ)がでます。上糸が生地裏に出なくなります。
画像の機種は、押さえを上げると、確実に皿が開く構造になっています。おすすめです。
機種によっては構造的に皿が開きにくい機種もあります。久しぶりに使用した場合、皿同士がくっついている場合もあります。
ここまで、ご説明したので、さらにもう一つ
上糸調子ダイヤルと上糸調子器の画像です。
ダイヤルの側面がギザギザになっています。
このギザギザが、バネ調整時の「外装の取り外し作業」を不要にしています。すぐれた機能です。(左の画像はJP500ではありません)